2025年10月10日 | お知らせ
資金計画に失敗する3つの理由について
・『土地と建物以外の費用について、事前にしっかりと計算出来ていない』ということについて
家づくりを考えてなら“諸費用”という言葉は聞いたことがあるはずです。
でも、諸費用とは一体どういった費用なのか?ということについてまでは、具体的には理解されていないと思います
実際、他の住宅会社を回ってこられた方に、『土地と建物以外にどういった費用がどのくらいかかるのか知っていますか?』という質問をすると、不思議なほど同じような答えがいつも返ってきます『大体150万ぐらいですか?』という答えが…おそらくこれらは、家を買う時に絶対にかかる”登記費用”や“火災保険”そして“住宅ローン借入のための費用”のことを指すのだと思いますが、果たして土地と家以外にそれらの費用だけを負担すれば、本当に住めるようになるでしょうか?
ならないですよね…その家に住めるようにするためには、土地を買って家を建ててからも必要なものがあります
例えば、新居にあわせて購入するダイニングテーブル&チェアーのセットや、リビングにおくソファーやローテーブル、それからテレビボードなどの家具代金、また、新居に移るまで買い替えを我慢しているテレビや冷蔵庫、洗濯機などの家電製品などですね。また、せっかく家を建てるのですからエクステリア(庭)だってキレイにしたいですよね
さらには、テレビが見えるようにするための工事も必要ですし、今住んでいるところから移転するための引越費用だって必要になってきます
この他にも、購入する土地によっては必要になってくる費用が出てきたりするわけですし、出るか出ないかは調査してみないと分かりませんが、地盤改良費用だって予算計上しておかないと、もしもの時に困ったことになってしまうので、忘れずに計上しておくべき経費ですよね
これらの費用については、大なり小なり個人差がありますが、ざっと考えただけでもこれだけの項目があるので、家づくりでは、最初にこの細かい諸費用のことまでしっかり考えていないと、思わぬ出費が重なって、お金が足りなくなってしまったり、大幅な予算オーバーを招いてしまったりするんです。これらの費用を曖昧にではなく、出来る限り具体的に算出していただければと思います
・『大事なお金のことを後出しする建築会社が多いため、建物にかかる具体的な金額が把握出来ない』ということについて
住宅展示場や見学会に参加されたことがあるなら、『この家はおいくらですか?』という質問をされたことがあると思いますが、住宅会社によってその答えに大きな開きがあったりして、一体何が普通で正しいのか、何を基準にどう考えればいいのかが、いまいち分からなかったりしませんでしたか?住宅業界では価格表示の仕方について全く基準がありません。
つまり、住宅会社によって価格表示がバラバラである“ということなのですが、この基準がないことで、全ての住宅会社が、安く見せようと思えば安く見せかけることが出来るし、高く見せようと思えば高く見せかけることだって出来てしまいます
自身がしっかりと知識を付け惑わされないようにすることが大事ですし、あなたが住宅会社から最初に提示される『入口価格』だけで判断するのではなく、住めるようになる『出口価格』がいくらなのかをしっかりと把握した上で判断するようにしましょう